それでは開廷します。検察官、起訴状を
ご覧の通りです。
アタッチメント・セオリーは
法廷が舞台のハートウォーミング・法律コメディです。
それでは配役を解禁します。
裁判長 三浦仁(民事専門、2児の父、すきな四字熟語は情状酌量)
裁判員 藤真簾(普段は介護士、しかし写っていない、すきな四字熟語は暴飲暴食)
検察 木山りお(弁護士から検察官になった異色、手振りが大きい、すきな四字熟語は西郷隆盛)
検察補 アイマル・ハコ(朝5時におきて新聞配達のお兄さんを眺めるのが日課、実は宇宙人)
弁護士 大山莅人(検察補とつきあっている、宇宙人、右手をはずすことができる)
被告人 山田燎平(パーカーが青いため)
さっそく立ち稽古に入ってますね。立ち稽古だけど座ってますね。裁判ですから。
被告人って立ってないっけ?
あれ?
無理か。
こんばんは、山田です。上のは嘘です。法廷コメディでリーガルハイを超えられるわけがないのでそんなもの書かないです。ブログ2回目です。
今日は「アタッチメント・セオリー」の稽古初日でした。僭越ながら僕が書きました。締め切りを1週間も遅れて僕が書きました。わりとすきな本になりました。それはいいのだけれど。
「アタッチメント・セオリー」はですね、問題篇・解決篇の2部構成でして、なんと演出担当が変わるんですね。問題篇を三浦さん、解決篇を高尾さんが演出するんです。こりゃすげえことですよ。役者さんにとって。大変ですよ。でもわくわくしますね。
今日は両演出さんが揃って稽古初日。
緊張しました。
緊張したぼくは「1分で自己紹介してください」といわれ皆さん自分のことについてしゃべるなか何を思ったかカルボナーラの作り方を説明してしまいました。
山田「カルボナーラの作り方を説明します。まずニンニクを1片みじん切りにして、オリーブオイル大さじ1で炒めます。香りたってきたらベーコンを入れます。炒まったら、生クリームと牛乳は2:1です。2:1で入れて塩コショウして、あ、コンソメいれるといいです、で火を弱めて煮立たせます、半分くらいになるまで。で、カルボナーラの何が嫌かって、卵、黄身しかつかわないじゃないですか、白身入れないじゃないですか、それをね、こう、ちっちゃい皿にいれてラップして冷蔵庫にいれてても使わないじゃないですか結局、メレンゲ作らないじゃないですか、だから白身も使います。卵1個と粉チーズ大さじ1をよく混ぜておきます。で、パスタは表示より1分短く茹でます、茹でたらよく湯切りしてさっきのソースに入れます、あえつつちょい火を入れて、ここでさっきの1分ぶんを回収して、火を消して卵とチーズ混ぜたのをあえます、あえて、盛って、ブラックペッパーをかけて出来上がりです」
三浦くん「っ、1分」
なんとぴったり1分だったのです。
自分でも驚きました。次から特技を聞かれたら「カルボナーラのおいしい作り方をジャスト1分で説明できます」と言おう。
逆に、今日みたいに時計を忘れた日でも、カルボナーラの作り方を言うことで1分を計れる。たとえばカルボナーラを作るとき、パスタを沸騰した湯にいれてからカルボナーラの作り方を6回言えば、茹であがりだ。なんて便利なんだ。
あいほん使えばいいのでは。
主に脚本解釈の意見交換となりました。(突然話が戻る)
こんな感じです。
むず痒いです。作者としては。いや、なんというか、ね。自分の本について真剣に意見交換をしてもらってて、いろんな解釈をしてくれていて、ありがたいのですが、むず痒い。僕がいない方がよかったのでは。ツムツムしてよう。はしっこでツムツムしてよう。そうしよう。ツムツムツムツ
三浦くん「山田さん」
ぼく「ふぇ?!」
ツムツムしようとしたのがばれたんだ…マナーモードなのに…稽古場でツムツムする奴がいるか…初稽古で…初稽古でツムツム…最低だ…あああ責められるあええええおこごごごごご
三浦さん「山田これってさ」
ぼく「ふぇ、あ、え、はい」
182センチという日本人にしてはまあまあな背がある僕だけどわりとまあまあ「ふぇ」なんていう音を出してしまう。
そして、最初の写真です。
「作者」として意見交換に参加することが求められている、山田です。
この顔
いやこれアウトでしょ。人様にお見せしていい顔じゃないでしょ。
三浦くん「###って」
ぼく「うんうんうんうん」
三浦くん「♪♪♪♪♪じゃないですか」
ぼく「あーうんうんふんふんふんふん」
三浦くん「〇〇〇〇〇は####だと思うんだけど原作者としては&&&を@@で♪♪♪♪♪の?」
ぼく「あ、そうですね、そうですそうですもう好きに煮るなり焼くなりしていただいて」
ちなみにこの時点で僕は(物理的に)頭を抱えていて、髪の毛がぐっちゃぐちゃになっています。ワックスのせいでX JAPANのごとくファンキーなヘアースタイルになっています。
てわけで、ぼくも参加して稽古が進みました。それにしても、
自分の書いたセリフが役者さんの声になる瞬間って感動しますね。いつも思いますけれど。
アイマルさんの声がすきで(何度かご出演の作品を拝見したことがあるのですが)
よきでした。
鼻唄をうたうところがあるのですが、
よきでした。
大山さんはこっちが恐縮してしまうくらい礼儀正しくなさっていて、いやなんか、ほんと僕なんかの人間に、すいません、ってなりました。
木山さんは寒そうでした。
床びえ。
あまり目があわなかったので徐々に仲良くなって楽日までには持ってるブロマイドにサインしてもらおう…
今回は完全に僕の手を離れて製作されていくのです。
楽しみでなりません。
なんてったって今日のその話し合いがこの上なくおもしろかったから。
それと、演出担当ふたりの解釈をきくときの役者さんの顔というか目というか、がかっけかったから。
なんて。
そんな稽古初日でした。
いいわけをしておきますがこれ液化アンソロジーのブログというよりは液化アンソロジーについての山田のブログなのでご承知おきください。山田主観の日記です。役者紹介もやります、いずれ。
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劇団背傳館×怪奇月蝕キヲテラエ×フィグス
三団体合同公演
「液化アンソロジー」
脚本:高尾優太(劇団背傳館)・三浦仁(怪奇月蝕キヲテラエ)・山田燎平(フィグス)
演出:高尾優太(劇団背傳館)・三浦仁(怪奇月蝕キヲテラエ)
■日程
2018年2月24日(土)/25日(日)
■会場
十色庵
(JR赤羽駅徒歩12分・東京メトロ南北線志茂駅徒歩10分)
〒115-0043 北区神谷2-48-16 カミヤホワイトハウス B1
■タイムテーブル
2018年
2月24日(土) 14:00- / 19:00-
2月25日(日) 13:00- / 17:00-
※上演時間1時間50分程度を予定(途中休憩あり)。
■料金
前売1800円
当日2000円
高校生以下500円(前売/当日)
※3演目あわせ。
■ご予約
https://www.quartet-online.net/ticket/anthology
■早期予約特典について
2018年1月31日23:59までのご予約で、ご希望の方に『各団体福袋』を差し上げます(過去物販、約1000円相当)。
(A) 背傳館福袋
(B) キヲテラエ福袋
(C) フィグス福袋
(D) ランダム福袋
の4種。Tシャツ・過去台本・ブロマイドなど、内容は様々です。
ご希望の方は、上記4種の中からご希望のものをお選びいただき、予約時に備考欄にご希望の福袋名をご記載ください。
■お問い合わせ
[mail] liquefied.anthology@gmail.com
[Twitter] @L_Anthology